今日は「L7ロードバランサHaproxyを使う(その2 設定から起動)」の続きです。
前回では、haproxy.cfgを編集してリクエストに応じて
バックエンドサーバを切り替える(Proxyする)ところまでやりました。
※サーバはCentOS6.xです。
今日はその設定にあった
1)ログ出力
2)haproxy状態を確認するコマンドラインツール
の使い方を書きます。
1)ログ出力
前回の説明で、haproxy.cfg設定に
log 127.0.0.1 local6 debug
というのがありました。
これはHaproxyのログを書き出す設定、というところまで説明しましたが、
今回はもう少し具体的に解説します。
syslogにログを出力させるために、まず /etc/syslog.confを開き、
# add haproxy setting local6.* /var/log/haproxy_logを追加します。
facility(local6)に設定した出力を/var/log/haproxy_logに書き出す、という意味です。
この書式は
(facility).(priority) (action)
です。
上の場合は、local6ファシリティの全てのpriorityを/var/log/haproxy_logに出力となりますが、
もし出力レベルを変えて「警告以上のみを出力」としたい場合などは
# add haproxy setting local6.warn /var/log/haproxy_logとすると良いでしょう。
または、haproxy.cfgの「debug」を「warn」に変えるという方法でも良いです。
次に、/etc/sysconfig/syslogを編集します。
SYSLOGD_OPTIONS="-m 0 -r"そしてsyslogdを再起動。
service syslogd restartこれでログ出力完了(のはず)です。
2)haproxy状態を確認するコマンドラインツール
これは前回haproxy.cfgに設定した、
# 統計情報が見れる。※ただし要設定!次回説明します。。 stats socket /var/run/haproxy/stats.socket uid 105 gid 105の部分です。
コマンドラインからhaproxyのステータス情報を確認できるようになります。
まず、socatというツールをインストールします。
yum install --enablerepo=epel socathaproxyを再起動します。
service haproxy restart
あとは、socatを使い情報を取得します。
// 一般的な情報を出力 echo "show info" | socat unix-connect:/var/run/haproxy/stats.socket stdio // エラー情報を出力 echo "show errors" | socat unix-connect:/var/run/haproxy/stats.socket stdio // 統計情報を出力 echo "show stats" | socat unix-connect:/var/run/haproxy/stats.socket stdioのような感じです。
hastats(ステータスページ)では確認できないような詳細なデータを見ることが出来ます。
以上でぇぇぇぇぇす。
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